----司法制度改革に対応するために真剣に打ち込んだ2年間----
土地家屋調査士試験合格
今は測量会社に勤務しています。理系の高校を卒業後、しばらくは大阪で働き、その後、北九州で働いていました。でも、営業職よりも身体を動かしたくて、現在の測量会社に入社しました。
測量は初めてで、最初は測量助手から始まり、身体で覚えていきました。
そんなある日、事故に遭い2ヶ月ぐらい入退院を繰り返しました。そのとき、社長が見舞いに来てくれて、やさしい言葉をかけてくれたんです。その一言が胸に染みて、「本気で測量を勉強しなければ」と決心しました。独学で勉強し測量士補、その後、測量士の試験にも合格しました。平成7〜8年のことです。
今度は、土地家屋調査士に挑戦しようと思い、九州不動産専門学院の通信を受講しました。でも、それから結婚や子供の誕生などが重なり、すぐに3〜4年経ちました。
「これではいけない」と思い、真剣に勉強に打ち込むことにしました。資格を取得すれば、会社の援護にもなりますしね。
勉強の仕方は、例えば六法なら、ひとつの条文を読んだら、その周辺を読み、準則や細則まで、徹底的に調べる方法です。なにより、根拠を突き止めることに集中しました。時間はかかりますが、条文の読み方を知り、根拠を知ることが大切だと思ったからです。
2年間は酒を断ち、夜10時半ごろ帰宅し、子供が寝ていたら、夜中の3時まで答案練習を繰り返しました。その当時の睡眠時間は毎日4〜5時間程でした。
現在行われている司法制度改革で、今まで測量士でもできた仕事が、土地家屋調査士でなければできなくなる部分もあります。当社は資格保持者が社長と私になりましたので、会社の役に立てるようにこれからも資格を活かして頑張っていきます。